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Claude Codeの公式インストールコマンドは、対応OSごとに1行で用意されている。macOS・Linux・WSLならcurl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash、WindowsのPowerShellならirm https://claude.ai/install.ps1 | iexを使う。これは公式が推奨するネイティブインストールで、入れた後はバックグラウンドで自動更新される。終わったら新しいターミナルでclaude --versionを実行し、起動確認としてバージョン番号が出れば成功だ。以下、方式の選び方と、失敗時にエラーメッセージから原因を切り分ける方法を公式ドキュメントに沿って整理する。
Claude Codeをインストールできる環境と、使えるプランは
公式ドキュメントが挙げる対応環境の一覧は次のとおり。
| 項目 | 公式の要件 |
|---|---|
| OS | macOS 13.0以降 / Windows 10 1809以降・Windows Server 2019以降 / Ubuntu 20.04以降 / Debian 10以降 / Alpine Linux 3.19以降 |
| ハードウェア | メモリ4GB以上、x64またはARM64のプロセッサ |
| ネットワーク | インターネット接続が必要 |
| シェル | Bash、Zsh、PowerShell、CMD |
| 地域 | Anthropicのサービス提供国であること |
32ビット版のWindowsには対応していない。
使い始めるにはログインが要る。利用できるのはPro・Max・Team・Enterpriseのいずれかのプラン、またはConsoleアカウントで、claude.aiの無料プランにはClaude Codeが含まれない。Amazon Bedrock、Google CloudのAgent Platform、Microsoft Foundry経由で使う方法もある。プランの選び方はClaude Codeの料金体系の記事で扱っている。
ターミナルを使わずに始めたい場合は、デスクトップアプリからも利用できる(デスクトップアプリの記事)。
OS別のインストールコマンドは
macOS・Linux・WSL
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windows(PowerShell)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
Windows(コマンドプロンプト)
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
Windowsでは、PowerShellとコマンドプロンプト(CMD)でコマンドが違う。見分け方は行頭の表示で、PowerShellならPS C:\、CMDならPSのないC:\になる。管理者として実行する必要はない。
インストールコマンドはダウンロード中に進捗を表示しない。終わるまで待ち、新しいターミナルウィンドウを開いて確認する。
claude --version
より詳しく確かめたいときはclaude doctorを使う。セッションを開始せずに、インストールの状態や設定ファイルの検証結果を読み取り専用で表示する。
claude doctor
Windowsは「ネイティブ」と「WSL」のどちらで入れるか
Windowsでは、Windows上に直接入れる方法と、WSL(Windows上のLinux環境)の中に入れる方法の2つがある。WSLに入れる場合は、PowerShellではなくWSLのターミナルを開き、上のmacOS・Linux用コマンドを実行する。公式の比較表では、サンドボックス機能(Sandboxing)はWSL 2でのみ使え、ネイティブWindowsとWSL 1では使えない。
ネイティブWindowsでは、Git for Windowsを入れておくとClaude CodeがGit Bashを使ってコマンドを実行する。入れていなくても、代わりにPowerShellで動作する。どちらを選ぶかの判断はWindowsでClaude Codeを使う記事で詳しく扱っている。
Alpine Linuxの場合
Alpineは標準でbashとcurlを含まないため、そのままだとインストールコマンドがnot foundで失敗する。公式は、先に必要な前提ソフトのパッケージを入れ、設定ファイルのenvでUSE_BUILTIN_RIPGREPを0にするよう案内している。
apk add bash curl libgcc libstdc++ ripgrep
ネイティブ・Homebrew・WinGet・npm、どの方式を選ぶか
迷ったら公式推奨のネイティブインストールでよい。インストール方式を選ぶときに大きく違うのは更新の扱いだ。
| 方式 | コマンド | 更新 |
|---|---|---|
| ネイティブ(推奨) | 上記のOS別コマンド | バックグラウンドで自動更新 |
| Homebrew(macOS) | brew install --cask claude-code |
自動更新しない。brew upgrade claude-codeで更新 |
| WinGet(Windows) | winget install Anthropic.ClaudeCode |
自動更新しない。winget upgrade Anthropic.ClaudeCodeで更新 |
| apt・dnf・apk(Linux) | 署名付きリポジトリを登録して導入 | Claude Code自身は更新しない。通常のシステム更新で上がる |
| npm | npm install -g @anthropic-ai/claude-code |
Node.js 22以降が必要。更新はnpm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest |
- Homebrewの
claude-codeはおおむね1週間遅れの安定版(大きな不具合のある版は飛ばす)を、claude-code@latestは最新版を追う。 - apt・dnf・apkは署名鍵の取得と検証(aptとdnfは指紋、apkはSHA-256の照合)を含むため、公式Advanced setupの「Install with Linux package managers」の手順をそのまま使う。
- npm版の中身はネイティブと同じバイナリである。公式は
npm update -g(最新に上がらない場合がある)とsudo npm install -g(権限とセキュリティの問題)を避けるよう書いている。
すでにnpm版を使っていてネイティブ版へ移りたい場合は、ネイティブインストールとnpm版の違いの記事を参照してほしい。
インストールが失敗したとき、エラーから原因をどう切り分けるか
公式のトラブルシューティングにあるエラー対応表から、主なメッセージと対処を抜き出す。
| 表示されるメッセージ | 公式が示す原因・確認点 | 次の一手 |
|---|---|---|
command not found: claude / 'claude' is not recognized |
公式の対処先はPATHの修正(Fix your PATH) | 下の「PATHを確認する」で、実体の有無とPATHを確かめる |
syntax error near unexpected token '<' |
スクリプトの代わりにWebページ(HTML)が返ってきた | 数分待って再実行するか、Homebrew・WinGetで導入 |
App unavailable in region |
提供国外からの利用 | 提供国の一覧を確認する |
curl: (22) The requested URL returned error: 403 |
プロキシ・フィルタによる遮断、または地域 | 下の「ネットワークを確認する」へ |
irm is not recognized |
CMDでPowerShell用のコマンドを実行した | PowerShellを開くか、CMD用コマンドを使う |
The token '&&' is not a valid statement separator |
PowerShellでCMD用のコマンドを実行した | PowerShell用コマンドを使う |
A parameter cannot be found that matches parameter name 'fsSL' / 'bash' is not recognized as the name of a cmdlet |
WindowsでmacOS・Linux用のコマンドを実行した | PowerShell用コマンドを使う |
running scripts is disabled on this system |
npmが作る.ps1をPowerShellの実行ポリシーが止めている |
下記参照 |
EACCES: permission denied |
インストール先ディレクトリに書き込めない | 権限を見直す。npm版ならネイティブ版へ切り替える |
running scripts is disabled on this systemは、Windowsでnpm経由で入れたり実行したりしたときに出ることがある。公式の対処は、現在のユーザーに限りスクリプト実行を許可する、claude.cmdを代わりに呼ぶ、PowerShellインストーラーに切り替える、の3つ。実行ポリシーはPowerShellインストーラーには影響しない。
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
PATHを確認する
インストーラーはclaudeを、macOS・Linuxでは~/.local/bin/claudeに、Windowsでは%USERPROFILE%\.local\bin\claude.exeに置く。このフォルダがPATHに入っていない場合、インストーラーは出力のSetup notes:で知らせるが、PATHそのものは書き換えない。
macOS・Linuxでは、まずファイルがあるかを確かめる。
ls -la ~/.local/bin/claude
ファイルがあれば、PATHに含まれているかを見る。
echo $PATH | tr ':' '\n' | grep -Fx "$HOME/.local/bin"
何も表示されなければ、シェルの設定に追加する。macOSの既定であるZshの場合は次の2行になる。
echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
LinuxのBashなら~/.zshrcを~/.bashrcに置き換える。macOSでBashを使っている場合は~/.bash_profileに書く。macOSのターミナルはBashをログインシェルとして起動し、~/.bashrcを読まないためだ。
Windows(PowerShell)では、ユーザーのPATHにインストール先を加え、ターミナルを開き直す。
$currentPath = [Environment]::GetEnvironmentVariable('PATH', 'User')
[Environment]::SetEnvironmentVariable('PATH', "$currentPath;$env:USERPROFILE\.local\bin", 'User')
エディタ内のターミナルはエディタからPATHを受け取るので、エディタごと再起動する。VS Code拡張機能だけを入れた状態では、ターミナル用のclaudeはPATHに入らない。
ネットワークを確認する
インストーラーはdownloads.claude.aiから取得する。届くかどうかは次で確かめる。
curl -sI https://downloads.claude.ai/claude-code-releases/latest
PowerShellではcurl.exeと明示する。1行目に200が出れば到達できている。403は通常、プロキシやフィルタによる遮断か提供地域外を意味する。5xxは通常一時的な障害なので、数分おいて再試行する。応答がない、Could not resolve host、タイムアウトのときは、ネットワークが接続を止めている。原因の例として公式は社内のファイアウォールやプロキシを挙げている。
社内プロキシの内側なら、そのアドレスをHTTPS_PROXYとHTTP_PROXYに設定してから実行する。インストール後に起きる通信エラーはネットワークエラーの記事で扱っている。
古いインストールが残っていないか
claudeが複数インストールされていると、バージョンの食い違いや予期しない動作の原因になる。macOS・Linuxでは、PATH上のclaudeを次で一覧できる。
which -a claude
インストール後、ログインでつまずいたら
作業したいプロジェクトのフォルダでclaudeを実行し、開いたブラウザの案内に従ってログインする。
claude
- ブラウザが開かない: ログイン画面で
cキーを押してURLをコピーし、ブラウザに貼る。 - WSL2・SSH・コンテナ: ログイン後にブラウザに出るコードを、ターミナルの
Paste code here if promptedに貼る。貼れないときはclaude auth loginを使う。 - ログイン後に
API Error: 403 Request not allowed: Pro・Maxはサブスクリプションが有効かを確認する。Consoleアカウントは「Claude Code」または「Developer」ロールが必要。 - 原因が分からない:
/logoutでログアウトし、Claude Codeを終了してからclaudeで再度ログインする。
ログインできないケースの詳細はログインできないときの記事、ログイン後の設定は初期設定の記事で扱っている。
更新・バージョン指定・アンインストールはどうするか
ネイティブ版は起動時と実行中に更新を確認し、次回起動時に反映する。すぐ更新したいときは次を実行する。
claude update
追う版は設定のautoUpdatesChannelで選ぶ。既定の"latest"は新機能がすぐ届き、"stable"はおおむね1週間前の版を使って大きな不具合のあった版を飛ばす。
インストール時にチャネル名かバージョン番号を渡すこともできる。2.1.89は公式の例なので、使いたい版に置き換える。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s stable
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s 2.1.89
自動更新を止めるにはsettings.jsonのenvでDISABLE_AUTOUPDATERを"1"にする(claude updateは使える)。下限の版はminimumVersionで固定できる。
アンインストールは入れた方式に合わせる。macOS・Linux・WSLのネイティブ版は~/.local/bin/claudeと~/.local/share/claudeを削除する。設定ファイル(~/.claudeと~/.claude.json)の削除は、公式でも別の手順として分けられている。手順はアンインストールの記事にまとめた。
この記事が照合した公式ページ
この記事の出典は、公式ドキュメントの Advanced setup と Troubleshoot installation and login の2ページ(2026年10月18日取得)。インストールで問題が起きたときの参照先として、公式は後者を案内している。
インストールとログインが終わったら、Claude Codeの使い方ガイドで日常の使い方に進める。一人で学び進めるなら、学習コミュニティAI駆動ラボ(月額1,980円から)もある。