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Claude Code は Windows 10 1809 以降(または Windows Server 2019 以降)でネイティブに動きます。PowerShell なら irm https://claude.ai/install.ps1 | iex を1行実行するだけで、管理者権限は要りません。Linux のツールチェーンやサンドボックスが必要なら WSL 2 の中に入れる方法もあり、ターミナルを使いたくない場合はデスクトップアプリも選べます。
CLI は Pro・Max・Team・Enterprise・Console のいずれかのアカウントが必要です。デスクトップアプリは Pro・Max・Team・Enterprise のいずれかのサブスクリプションが必要です。無料の claude.ai プランでは使えません。
以下、Windows で迷いやすい分岐と、表示されたエラー文から直し方を引く手順をまとめます。記載は 2026年10月18日時点の公式ドキュメント(code.claude.com)に基づき、仕様は更新されることがあります。
Claude CodeをWindowsで動かすには何が必要か?
公式のシステム要件のうち、Windows に関係するのは次のとおりです。
| 項目 | 公式の要件 |
|---|---|
| OS | Windows 10 1809 以降、または Windows Server 2019 以降 |
| ハードウェア | メモリ 4GB 以上、x64 または ARM64 のプロセッサー |
| シェル | Bash、Zsh、PowerShell、CMD のいずれか |
| ネットワーク | インターネット接続が必要 |
| アカウント | Pro、Max、Team、Enterprise、または Console アカウント |
32ビット版の Windows には対応していません。64ビットの OS が前提です。アカウントは無料プランでは足りないので、プランの違いを比べたい場合はClaude Codeの料金プランの解説を参照してください。
ネイティブWindowsとWSL、どちらを選べばいいか?
公式は「プロジェクトがどこにあるか」と「どの機能が要るか」で選ぶよう案内しています。3つの導入経路の違いは次の表のとおりです。
| 選択肢 | 事前に必要なもの | サンドボックス | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| ネイティブ Windows | なし(Git for Windows は任意) | 非対応 | Windows ネイティブのプロジェクトやツール |
| WSL 2 | WSL 2 の有効化 | 対応 | Linux のツールチェーン、サンドボックス内でのコマンド実行 |
| WSL 1 | WSL 1 の有効化 | 非対応 | WSL 2 が使えない場合 |
判断の軸は、実質的に次の2つです。
- コードを置いている場所: Windows 側のフォルダで作業しているならネイティブ、WSL 内(
/home/...)に置いているなら WSL 2 が素直です。ファイルシステムをまたぐと遅くなり、WSL から Windows 側を扱えば検索結果が減ることがあり、Windows 側から WSL 内を扱えばファイル監視が壊れると公式は書いています。 - サンドボックスが要るか: Claude が実行するコマンドを隔離したいなら WSL 2 です。設定内容はサンドボックス設定の解説で扱っています。
Windows 上で普段どおり開発しているなら、ネイティブから始めて問題ありません。WSL 1 には後述の既知の不具合もあるため、新しく用意するなら WSL 2 が無難です。
ネイティブWindowsにはどうインストールするか?
まず、開いているのが PowerShell か CMD かを確認します。プロンプトが PS C:\Users\YourName> なら PowerShell、PS のない C:\Users\YourName> なら CMD です。どちらから入れても結果は同じで、違うのはシェル選択と実行するコマンドだけです。
PowerShell の場合:
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
CMD の場合:
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
ダウンロード中は進捗が表示されません。止まって見えても、終わるまで待ちます。完了したら新しいターミナルを開いて次を実行し、バージョン番号が出れば成功です。
claude --version
claude が見つからないと言われた場合は、後半の「claudeが認識されないとき」で直せます。設定まで含めて確認したいときは、読み取り専用の診断 claude doctor が使えます。
claude doctor
使い始めるときは、作業したいプロジェクトのフォルダでターミナルを開いて claude を実行します。初回はブラウザでの案内に従ってログインします。
claude
WinGetで入れる場合との違い
WinGet でも入れられます。
winget install Anthropic.ClaudeCode
公式インストーラー版はバックグラウンドで自動更新されますが、WinGet 版は自動更新されず、winget upgrade Anthropic.ClaudeCode を定期的に実行する必要があります。起動中は実行ファイルがロックされて更新に失敗することもあるため、特別な理由がなければ公式のインストール方式が手間の少ない選択です。npm 版との違いはネイティブインストールの解説にまとめています。
Git for Windowsは入れるべきか?
Git for Windows は任意です。入れるかどうかで、Claude Code がコマンドを実行するときに使うシェルが変わります。
- 入れていない場合: Claude Code は PowerShell ツールでコマンドを実行します。
- 入れている場合: Git に同梱される Git Bash を使う Bash ツールが動きます。PowerShell ツールも併用でき、claude.ai と Console のアカウントでは既定でオンです。
公式はネイティブ Windows で Git for Windows を推奨しています。Bash ツールと Monitor ツールが Git Bash を必要とするためです。WSL で使う場合は不要です。
PowerShell ツールには、プレビュー中の制限として「PowerShell のプロファイルを読み込まない」「Windows ではサンドボックス非対応」の2点が公式に挙がっています。プロファイルに定義したエイリアスや関数は、Claude が実行するコマンドでは効きません。
Git Bashが見つからないときの設定
Claude Code は bash.exe を、既定のインストール先(C:\Program Files\Git と C:\Program Files (x86)\Git)、PATH 上の git と同じインストールの bin\bash.exe の順で探します。これ以外の場所に Git を入れている場合は、PowerShell で where.exe git を実行して場所を調べ、その Git の bin\bash.exe を settings.json の env に指定します。
{
"env": {
"CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH": "C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe"
}
}
指定しても使われない場合は、ファイル名を確認します。受け付けるのは bash.exe、sh.exe、bash、sh だけで、git-bash.exe を指定すると無視されます。名前が正しいのに動かない場合は、AppLocker や EDR などが妨げている可能性があるため、claude.exe と bash.exe などの子プロセスの許可を IT 部門に依頼します。settings.json の書き方はsettings.jsonの解説を参照してください。
日本語の文字化けとPowerShell 5.1
PowerShell 5.1 では、Claude Code v2.1.214 より前だと > のリダイレクトが UTF-16LE で書き出され、パイプで渡した日本語などが ? になっていました。UTF-8 での書き出しは v2.1.214 以降の挙動です。Claude が作ったファイルの日本語が崩れる場合は、まず claude --version で版を確認してください。ターミナルや IME 側の設定は日本語設定の解説で扱っています。
WSLで使う場合の手順と注意点は?
WSL では、Windows の PowerShell や CMD ではなく、WSL のターミナルの中で Linux環境用のインストーラーを実行します。起動も WSL のターミナルから行います。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
WSL 特有のつまずきは、公式のトラブルシューティングに次のものがまとまっています。
cannot execute binary file: Exec format error が出る: WSL 1 で起きる既知の不具合です。公式がいちばんきれいな直し方としているのは、PowerShell からディストリビューションを WSL 2 に変換することです。<DistroName> はお使いのディストリビューション名に置き換えます。
wsl --set-version <DistroName> 2
ログイン後にブラウザが戻ってこない: WSL 2 ではリダイレクトが Claude Code に届かず、ブラウザにログインコードが表示されます。そのコードをターミナルの Paste code here if prompted に貼り付ければ完了です。貼り付けが効かなければ、Windows Terminal の右クリックや Shift+Insert を試すか、claude auth login を使います。
claude auth login
ブラウザ自体が開かない: 環境変数 BROWSER に Windows 側のブラウザのパスを設定してから起動します。公式の例は Chrome の場合です。
export BROWSER="/mnt/c/Program Files/Google/Chrome/Application/chrome.exe"
claude
検索で見つかるはずのファイルが出てこない: プロジェクトを Windows 側(/mnt/c/)に置いたまま WSL で使うと、ファイルシステムをまたぐ読み取りの遅さで検索結果が少なくなることがあります。この場合でも claude doctor は Search を OK と表示するので、診断だけでは気づけません。プロジェクトを Linux 側(/home/)に移すのが公式の推奨です。
デスクトップアプリやVS Codeから使う場合はどうなるか?
ターミナルを使わずに始めたい場合は、デスクトップアプリの Code タブから Claude Code を使えます。Windows 版はインストーラーを実行し、スタートメニューから起動してサインインする流れで、ARM64 版のインストーラーも用意されています。必要なサブスクリプションは Pro・Max・Team・Enterprise のいずれかです。
デスクトップアプリでは、セッションの環境に WSL 2 のディストリビューションを選ぶと、Claude Code 本体、ツール、git がすべてその中で動きます。WSL 1 は非対応で、ディストリビューション内に git が必要です。統合ターミナル、コネクタとプラグイン、セッションのフォーク、ファイルブラウザー、@ 入力時のファイル候補は WSL セッションではまだ使えず、組織の管理端末では WSL セッション自体が使えないこともあります。アプリの機能全般はデスクトップアプリの解説を参照してください。
VS Code 拡張は VS Code 1.94.0 以降が前提です。拡張はチャットパネル用に CLI を内蔵していますが、PATH には追加しません。拡張だけを入れても統合ターミナルで claude は使えないので、ターミナルでも使うなら単体の CLI も入れます。拡張の操作はVS Code拡張機能の使い方にまとめています。
インストールしたのに動かないときはどこを見ればいいか?
表示されたエラー文を手掛かりに、次の表で原因の候補と対処を確認します。
| 表示されたエラー | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
'irm' is not recognized |
CMD で PowerShell 用コマンドを実行した | PowerShell を開き直すか、CMD 用コマンドを使う |
The token '&&' is not a valid statement separator |
PowerShell で CMD 用コマンドを実行した | PowerShell 用コマンドを使う |
A parameter cannot be found that matches parameter name 'fsSL' |
macOS/Linux 用コマンドを PowerShell で実行した | PowerShell 用コマンドを使う |
| スクリプトの本文が表示されるだけ | irm だけを実行し iex へ渡す部分が抜けている |
コマンドを1行まるごと実行する |
Claude Code does not support 32-bit Windows |
32ビット版 Windows、または64ビット機で「Windows PowerShell (x86)」を開いている | x86 の付かない「Windows PowerShell」で再実行 |
The process cannot access the file ... |
ダウンロード先に書き込めない。前回のインストールが実行中か、ウイルス対策ソフトが検査中のことが多い | 他の PowerShell を閉じ、検査が終わってからダウンロードフォルダを消して再実行 |
Claude Code on Windows requires either Git for Windows (for bash) or PowerShell |
Git Bash も PowerShell も見つからない | PowerShell の場所を PATH に追加するか、Git for Windows を入れる |
running scripts is disabled on this system |
npm 版の .ps1 起動スクリプトが実行ポリシーで止められている |
npm ではなく PowerShell インストーラーで入れる |
32ビットのエラーは、64ビット機でも x86 版 PowerShell から実行すると出ます。同じウィンドウで [Environment]::Is64BitOperatingSystem を実行して True なら OS は問題ないので、そのウィンドウを閉じて x86 の付かない PowerShell でインストールを再実行します。False なら32ビット版 Windows で、Claude Code は使えません。
ダウンロードフォルダのロックは、インストーラーを実行中の他の PowerShell を閉じ、ウイルス対策ソフトがファイルを解放するのを待ってから、次を実行します。
Remove-Item -Recurse -Force "$env:USERPROFILE\.claude\downloads"
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
claudeが認識されないとき
インストール後に claude が認識されない場合は、インストール先の %USERPROFILE%\.local\bin が PATH に入っているかを確認します。インストーラーはこの状態を Setup notes: で知らせますが、PATH を自分で書き換えはしません。PowerShell で、まずファイルがあるかを確認します。
Test-Path "$env:USERPROFILE\.local\bin\claude.exe"
False ならこの場所にネイティブ版はありません。npm や WinGet など別の方法でも入れていなければ、インストールします。True なら、次に PATH に含まれているかを確認します。
$env:PATH -split ';' | Select-String '\.local\\bin'
何も表示されなければ、ユーザーの PATH に追加します。
$currentPath = [Environment]::GetEnvironmentVariable('PATH', 'User')
[Environment]::SetEnvironmentVariable('PATH', "$currentPath;$env:USERPROFILE\.local\bin", 'User')
追加したらターミナルを開き直し、claude --version で確認します。VS Code などエディタ内のターミナルはエディタの PATH を引き継ぐため、エディタごと再起動しないと反映されません。
PATH 以外に、Windows 特有の原因が2つあります。
- 更新した直後から認識されなくなった: 更新時の入れ替えに失敗すると、
claude.exeが無く、claude.exe.old.で始まるタイムスタンプ付きのバックアップだけが残ることがあります。次のコマンドで最新のバックアップを戻し、バックアップが無いか、戻しても動かなければ入れ直します。
Get-ChildItem "$env:USERPROFILE\.local\bin\claude.exe.old.*" | Sort-Object Name | Select-Object -Last 1 | Rename-Item -NewName claude.exe
claudeと打つとデスクトップアプリが開く: 古いバージョンの Claude Desktop がWindowsAppsにClaude.exeを登録し、それが CLI より優先されている状態です。Claude Desktop を最新版に更新すると直ります。
ここで挙げた以外のエラーや、インストール後の動作中に起きる問題の切り分けはエラーの原因切り分けガイド、ログインまわりはログインできないときの対処で扱っています。
導入できたら次に何をするか?
インストールとログインが済めば、あとは Claude Code そのものの使い方の話になります。基本的な操作はClaude Codeの使い方ガイドから始めるのが近道です。
到達点を決めて学び続けたい場合は、月額1,980円から参加できる学習コミュニティ「AI駆動ラボ」で、Claude Code を含む生成AIツールを自分の手で使えるようになるまで学べます。