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Claude Codeの初期設定|ログイン直後にやる確認と設定の順番

この記事の目次

Claude Codeの初期設定は、ログインが済んだら次の順で進めれば足りる(順番は公式の指定ではなく、この記事が勧める進め方)。①claude --versionと/statusで、動いていることと使っている認証方式を確かめる。②作業するプロジェクトで指示ファイルを整えるために/initを実行し、CLAUDE.mdの叩き台を作る。③権限モードが何で始まっているかを確かめ、必要ならpermissions.defaultModeで固定する。④改行や通知など、ターミナル側の不便を必要な分だけ直す。⑤うまく動かないときは/doctor、/context、/statusで原因を絞る。MCPやhooksは初日に入れなくてよい。以下、それぞれの段階で何を見れば「済んだ」と言えるかを、Claude Code公式ドキュメント(code.claude.com)の記述に沿って説明する。

インストールがまだならインストール手順の記事、ログイン操作そのものはログイン方法の記事が先になる。

Claude Codeの初期設定は、どの順番で何をすればいいか?

全体像を先に表で示す。上から順に片づけ、右端の状態になったら次へ進む。

順番 やること 使うコマンド・設定 済んだと言える状態
1 動作とログイン状態の確認 claude --version、/status バージョン番号が出て、意図した認証方式が有効になっている
2 CLAUDE.mdの叩き台を作る /init、/context /contextのメモリファイル欄にCLAUDE.mdが出る
3 権限モードの確認と固定 Shift+Tab、permissions.defaultMode ステータスバーに意図したモードが表示される
4 ターミナルの調整 /terminal-setup、/theme、preferredNotifChannel 改行と通知が自分の環境で使える
5 不調時の切り分け claude doctor、/doctor、claude --safe-mode 原因が「インストール」「認証」「設定」のどれかに絞れている

ログインできているかは、どこで確かめればいいか?

まず新しいターミナルを開いて次を実行する。

claude --version

公式のクイックスタートによると、正常ならバージョン番号の後ろに(Claude Code)が付いて表示される。ここでclaudeが見つからないと言われる場合は、インストール先がPATHに入っていない。インストーラーはclaudeをmacOS/Linuxでは~/.local/bin/claude、Windowsでは%USERPROFILE%\.local\bin\claude.exeに置く。VS Code拡張だけを入れた場合、この場所にclaudeは存在しないため、ターミナルで使うには単体のインストールが別に要る(VS Code拡張の記事)。

次に、作業するプロジェクトのフォルダへ移動して起動する。

cd /path/to/your/project
claude

起動するとプロンプトの上にバージョン、現在のモデル、作業ディレクトリが表示される。ログインは初回だけで、資格情報は保存されるので毎回入れ直す必要はない。保存先はmacOSが暗号化されたKeychain、Linuxが~/.claude/.credentials.json、Windowsが%USERPROFILE%\.claude\.credentials.jsonである。

/statusで認証方式を確かめる理由

初日に/statusを一度開いておく価値があるのは、環境変数ANTHROPIC_API_KEYが残っている場合だ。公式の認証ページには、サブスクリプションを契約していても、このキーが環境にあって使用を承認するとAPIキーの方が使われる、と書かれている。キーが無効化・期限切れの組織のものだと認証エラーの原因になる。

サブスクリプションで使うつもりなら、unset ANTHROPIC_API_KEYでキーを外し、/statusでどちらが有効かを確認する。ログインとAPIキーの両方がある場合、/statusは使っていない側に印を付ける。一度承認した選択を後から変えたいときは、/configの「Use custom API key」トグルを使う(このトグルはANTHROPIC_API_KEYが設定されている間だけ表示される)。APIキー運用そのものはAPIキーの記事で扱っている。

再ログインを求められたとき

セッションの後でまたログインを求められる場合、OAuthトークンが期限切れになっている可能性がある。公式の対処は/loginでの再認証で、頻繁に起きるならシステム時計が正しいかを確認する(トークンの検証は正確な時刻に依存するため)。v2.1.210以降は、期限切れの状態だと/statusのLogin行に、もう一度ログインするよう促す表示が出る。

なお/logoutは、ログアウトと同時に初回セットアップの状態もリセットする。次にclaudeを起動するとログインと初回セットアップを最初からやり直すことになるので、アカウントを切り替えたいだけなら起動中のセッションで/loginを使えばよい。ログインが通らないときの詳しい切り分けはログインできないときの記事にまとめた。

CLAUDE.mdは/initで作ってよいのか?

作ってよい。公式のメモリのページは、/initを実行するとClaudeがコードベースを解析し、見つけたビルドコマンド、テスト手順、プロジェクトの慣習を書いたCLAUDE.mdを自動生成すると説明している。すでにCLAUDE.mdがある場合、/initは上書きせず改善案を出す。白紙から書き始めるより、/initの叩き台を直していく進め方が取りやすい。

もう少し丁寧に進めたい場合は、環境変数CLAUDE_CODE_NEW_INITを1にしてから/initを実行する。すると、CLAUDE.md、skills、hooksのどれを作るかを尋ね、追加の質問で不足を埋めたうえで、ファイルを書き込む前に確認用の提案を示す流れになる。

置き場所は、チームで共有するなら./CLAUDE.md、自分の全プロジェクトに効かせたい好みは~/.claude/CLAUDE.md、そのプロジェクトで自分だけが使う内容は./CLAUDE.local.md(.gitignoreに入れる)と覚えておけば初日は足りる。

何を書き、何を書かないか

公式のベストプラクティスは、書く内容の判断基準として「この行を消したらClaudeが間違えるか」を挙げている。間違えないなら消してよい。具体的には、Claudeが推測できないBashコマンド、テストの手順、ブランチ名やPRの決まりは書く側に入り、コードを読めば分かること、詳細なAPIドキュメント(リンクで足りる)は書かない側に入る。分量の目安は1ファイル200行未満で、長くなるほど文脈を消費し、指示が守られにくくなる。

書いたら/contextを実行し、メモリファイルの欄にCLAUDE.mdが出ているかを確かめる。そこに無ければClaudeからは見えていない。また、CLAUDE.mdは強制力のある設定ではなく、Claudeが参照する文脈として扱われる。Claudeの判断に関係なく操作を止めたい場合、公式はCLAUDE.mdではなくPreToolUse hookを使うよう案内している。書き方の具体例はCLAUDE.mdの書き方の記事に譲る。

権限モードは初期状態のままでよいか?

まず、自分のセッションの開始モードをあらかじめ確実に確認しておく必要がある。公式の権限モードのページによると、v2.1.283以降では、対話型のターミナルとVS Codeのセッションはautoモードで始まるのが組み込みの既定になっている。それより前のバージョンでは、autoが既定になるのはPro、Max、Teamプランだけだった。autoモードでは、ユーザーの代わりに別のモデル(分類器)が操作を審査する。一方のManualモード(設定値はdefault)では、ファイル編集、シェルコマンド、ネットワークアクセスの多くで実行前に確認を求められる。

主なモードと、確認なしで実行される範囲は次のとおり。

モード(設定値) 確認なしで実行される範囲 公式が挙げる向いている用途
default(Manual) 読み取りのみ 操作を一つずつ自分で確認する、慎重な作業
acceptEdits 読み取り、ファイル編集、mkdir・touch・mv・cpなどのよく使うファイル操作 レビューしながらコードを繰り返し直す
plan 読み取り(autoが使える環境では分類器が承認したコマンドも) 変更前にコードベースを調べる
auto すべて(裏で安全チェックあり) 長いタスク、確認疲れを減らしたいとき
bypassPermissions すべて 隔離されたコンテナやVMでのみ

セッション中はShift+Tabでモードを切り替えられる。autoから押すと最初にdefaultへ移り、その後はdefault→acceptEdits→planの順に巡回する。現在のモードはステータスバーに表示される。

毎回Manualで始めたい場合

「最初は一つずつ確認しながら使いたい」なら、~/.claude/settings.jsonに次を書くと、そのマシンで起動するすべてのターミナルセッションがManualモードで始まる。公式のページに載っている例そのものだ。

{
  "permissions": {
    "defaultMode": "default"
  }
}

次に起動したセッションのステータスバーに⏸ manual mode onと出れば設定の反映が確認できる。1回だけ試したいなら、claude --permission-mode defaultのように起動時のフラグで指定する方法もある。

autoを設定したのにManualで始まるとき

公式に明記されている落とし穴がある。defaultModeに"auto"を書いたのに、エラーもなくManualで始まる場合、その設定はプロジェクトの.claude/settings.jsonか.claude/settings.local.jsonに書かれている可能性が高い。autoはこの2つのファイルからは効かないため、~/.claude/settings.jsonへ移す。

確認の回数が多いと感じたら、モードを緩める前に/permissionsで信頼できるツールだけを事前承認する方法を公式は勧めている。モードごとの使い分けは権限モードの記事で詳しく扱った。

初期設定で変えた値は、どのファイルに保存されるのか?

設定ファイルは場所ごとに効く範囲が違う。初日に知っておくべきなのは、自分で作らなくてもClaude Codeが自動で作るファイルがある点だ。

ファイル 効く範囲 自動で作られるきっかけ
~/.claude/settings.json 自分の全プロジェクト /configでテーマなどのユーザー設定を初めて変えたとき
.claude/settings.json そのフォルダで作業する全員(gitリポジトリならコミットして共有) 無ければ自分で作る
.claude/settings.local.json そのプロジェクトの自分だけ 確認画面で「Yes, and don’t ask again」を初めて選んだとき

複数のファイルに同じ設定がある場合、組織の管理設定が最優先で、残りはlocal、project、userの順に近い方が勝つ。settings.jsonを編集した内容は、少し待てば実行中のセッションに反映され、再起動は要らない。各キーの書き方はsettings.jsonの記事に譲る。

ターミナル側で初日に直しておくと楽になる点は?

ここは困っている点があれば直す段階で、全部やる必要はない。

改行の入れ方。 Enterは送信になる。メッセージ内で改行するにはCtrl+Jか、\を打ってからEnterを押す。この2つはどのターミナルでも設定なしで使える。Shift+Enterで改行したい場合、Ghostty、Kitty、iTerm2、WezTerm、Warp、Apple Terminal、Windows Terminalは設定不要だが、VS Code、Cursor、Zedなどのターミナルでは/terminal-setupを一度実行する必要がある。/terminal-setupはtmuxやscreenの中ではなく、ホスト側のターミナルで実行する。

完了の通知。 公式によると、デスクトップ通知が既定で出るのはGhostty、Kitty、iTerm2だけだ。それ以外のターミナルで、長いタスクの完了や確認待ちに気づきたいなら、設定ファイルでpreferredNotifChannelを"terminal_bell"にするとターミナルのベルが鳴る。

{
  "preferredNotifChannel": "terminal_bell"
}

配色。 /themeか、/configのテーマ選択で、ターミナルの明暗に合うテーマを選べる。表示言語や日本語入力まわりは日本語設定の記事、Windows固有の準備はWindowsの記事で扱っている。

初期設定がうまくいかないとき、どこから切り分ければいいか?

症状によって見る場所が違う。公式の「Debug your configuration」と「Troubleshoot installation and login」の内容を、初日に起きやすい症状に当てはめると次のようになる。

症状 最初に見るもの 見るポイント
claudeが見つからない PATH ~/.local/bin(Windowsは%USERPROFILE%\.local\bin)がPATHに入っているか
起動はするが設定が効かない claude doctor 不正な設定ファイルがないか
使われている認証方式が想定と違う /status 有効な認証方式と設定の出どころ
CLAUDE.mdを無視される /context メモリファイル欄に載っているか
確認なしで動く範囲が想定と違う /permissions 現在有効なallow/denyルール

claude doctorはターミナルから実行するコマンドで、セッションを始めずに、インストールと設定の診断を読み取り専用で表示する。

claude doctor

セッション内で実行する/doctorは、インストールの状態、不正な設定ファイル、使われていない拡張などを点検し、必要な修正案を出したうえで適用前に確認を求める。

自分のカスタマイズが原因かどうか分からないときは、claude --safe-modeで起動する。CLAUDE.md、skills、plugins、hooks、MCPサーバーなどを無効にした状態で起動し、認証、モデル選択、組み込みツール、権限は通常どおり動く。safe modeで症状が消えれば、無効にしたもののどれかが原因だと絞り込める。エラーメッセージごとの対処はエラー対処の記事にまとめている。

初日は手を付けなくてよい設定はどれか?

MCPサーバー、hooks、plugins、skillsは、Claude Codeを拡張する仕組みで、初期設定の段階で揃える必要はない。外部サービスと連携したい、毎回決まった処理を自動で走らせたい、といった具体的な用途が出てきてから入れる方が、何のための設定かがはっきりする。必要になったらMCP、hooks、プラグインの各記事から入ればよい。

例外として、GitHubを使っているならgh CLIは早めに入れておくとよい。公式のベストプラクティスは、Claudeがghを使ってissueの作成、プルリクエストの作成、コメントの読み取りができると説明している。

バージョンによって変わる点はどこか?

この記事の内容のうち、Claude Codeのバージョンで挙動が変わると公式が明記しているものをまとめておく。いずれも2026年10月18日に取得した公式ドキュメントの記述にもとづく。

  • 開始時の権限モード:v2.1.283以降はターミナルとVS Codeでautoが既定。それより前はPro、Max、Teamプランのみauto。
  • /statusの期限切れ表示:Login行で再ログインを促す表示はv2.1.210以降。

自分のバージョンは冒頭のclaude --versionで分かる。ネイティブインストールはバックグラウンドで自動更新されるが、HomebrewとWinGetで入れた場合は自動更新されないため、手動で更新する(アップデートの記事)。

初期設定を終えたら、次に何を身につければいいか?

ここまでの5段階が済めば、あとは実際の作業を通してCLAUDE.mdを書き足し、確認の多さに応じて権限モードやルールを見直していく段階に入る。次に読むなら、日々の使い方はClaude Codeの使い方の記事、非エンジニアがつまずきやすい点は非エンジニア向けの注意点の記事が合う。

独学を続けやすくする選択肢として、月額1,980円から参加できる学習コミュニティ「AI駆動ラボ」がある。CLAUDE.mdの育て方や設定の見直し方を、自分の手で使いこなせるようになるまで学び続けるための場で、初期設定を終えたばかりの段階から実務での使い方を継続的に学びたい人には選択肢の一つになる。