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Claude Codeのトークン使用量を確認する方法|/usageの読み方

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Claude Codeのトークン使用量を確認するには、セッション中に/usageを実行します(/costと/statsは同じコマンドの別名です)。APIキーやClaude Console経由で使っている人は、Session欄にあるモデル別のトークン数と推定コストを見ます。Pro・Maxなどのサブスクリプションで使っている人は、Session欄の金額ではなく、プランの使用量バーと「何が上限を消費したか」の内訳を見ます。作業中に常に使用量表示を出しておきたいならステータスライン、スクリプトから記録したいならclaude -pのJSON出力、チーム全体ならOpenTelemetryか管理画面が確認先になります。

本記事の仕様と必要バージョンは、2026年10月19日に取得した公式ドキュメントと照合した時点の記載です。

Claude Codeのトークン使用量はどこで確認できるのか?

確認手段ごとに、集計範囲がそれぞれ異なります(公式のManage costs effectively)。

確認手段 わかること 数えている範囲
/usageのSession欄 モデル別のinput・output・cache read・cache writeと推定コスト 現在のセッション(/clearでリセット)
/usageのプラン表示(Pro・Max・Team・Enterprise) 使用量バー、スキルやMCPサーバー別の消費割合 内訳はこのマシンの直近24時間または7日
ステータスライン セッションの推定コスト、コンテキスト使用率、5時間枠・7日枠の消費率 直近のAPIレスポンス時点
スピナー横のトークン数 いま生成中のターンの出力量(概算) 現在のターンの出力のみ
claude -p --output-format json total_cost_usdとモデル別のコスト内訳 その実行(再開時は会話全体)
OpenTelemetry・管理画面 ユーザー別のトークン数とコスト 組織全体

/usageはClaudeの応答中でも割り込まずにすぐ実行されるため、長い処理の途中でも確認できます。

/usage

/usageのSession欄は何を表しているのか?

Session欄は、いまのセッションで使ったトークンを種類別に集計した表示で、API利用者向けです(公式のコスト管理)。合計金額(Total cost)はClaude Codeがトークン数から定価でローカルに計算した推定値で、正式な請求額はClaude ConsoleのUsageページで確認するよう公式は案内しています。

表示される主な項目は次のとおりです。

  • Total cost: セッションの推定コスト
  • Usage by model: モデルごとのinput、output、cache read、cache writeのトークン数と金額

cache readはキャッシュから読み出されたトークン、cache writeはキャッシュに書き込まれたトークンです。プロンプトキャッシュのページには、cache readは通常の入力より安い単価で課金されると書かれています。

この集計は/clearで新しいセッションを始めると0に戻ります。v2.1.211より前のバージョンでは/clearをまたいで累積していたため、古いバージョンを使っていると「クリアしたのに数字が減らない」ように見えることがあります。

v2.1.242以降では、契約単価でAPIを使っている組織の管理者がmanaged settingsでmodelPricingを設定すると表示金額が契約単価になり、Total cost行にat your organization's configured ratesと注記が付きます。変わるのは表示だけで、請求額は変わりません。

サブスク(Pro・Max)の場合は/usageのどこを見ればいいのか?

Pro・MaxではClaude Codeの使用量がサブスクリプションに含まれているため、Session欄の金額は請求には関係しない、と公式は明記しています。見るべきなのは、同じ画面に出るプランの使用量バー、アクティビティ統計、使用量の内訳です(公式のコスト管理)。

Pro・Max・Team・Enterpriseでは、/usageに「プランの上限に何が効いているか」の内訳が出ます。

  • Attribution: 直近の使用量を、スキル、サブエージェント、プラグイン、個々のMCPサーバーに割り振った割合
  • Behavior flags: 長いコンテキストやキャッシュミスなど、直近の使用量の10%以上を占めた振る舞い
  • Loops: 直近に動いた/loopなどの定期タスクのうち、トークン消費が多いもの(v2.1.242以降)

dとwのキーで直近24時間と直近7日を切り替えられます。この内訳はこのマシンにある使用履歴をもとに計算した概算で、別のPCやclaude.aiで使った分は含まれません。

usage credits(プラン上限を超えて使い続けるための追加枠)を有効にしていれば、usage-credits行も出ます。Pro・Maxでは当月の支出と月次の支出上限が示され、上限を設定していない場合はUnlimitedと表示されて金額は出ません。

Claude Codeの使用量バーの残りをどう判断に使うか、5時間枠と週次枠の違いについては、残りトークンの確認と判断を扱った記事にまとめています。

プロンプトキャッシュが効いているかも/usageで確認できるのか?

できます(公式のコスト管理)。v2.1.251以降では、Session欄にPrompt cache (main)という行が追加されます。この行には、メイン会話のリクエスト数、入力トークンのうちキャッシュから供給された割合、キャッシュミスの回数、キャッシュがいまwarm(キャッシュした先頭部分がTTL内)かどうかが表示されます。v2.1.260以降では、直前のミスの原因を推定できた場合にlikely cause: tool definitions changedのように原因も示されます。

プロンプトキャッシュの公式ページによると、読み出しの書き込みに対する比率が高ければキャッシュヒットが起きており、書き込みが毎ターン多いままなら会話の先頭部分(プレフィックス)が変わり続けています。使用量が想定より多いときは、合計値より先にこの行を見ると原因の当たりがつけやすくなります。

なお、この行が数えるのはメイン会話だけで、サブエージェントの分は含みません。

作業中に使用量を常に表示しておくには?

/usageを毎回打つのが手間なら、ステータスラインに表示させる方法があります。/statuslineコマンドに表示したい内容を自然な言葉で伝えると、Claude Codeが~/.claude/にスクリプトを作り、設定まで更新します。公式の例は次のとおりです。

/statusline show model name and context percentage with a progress bar

ステータスラインのスクリプトが受け取れる値のうち、使用量の確認に関係するのは次の項目です。

フィールド 意味
cost.total_cost_usd セッションの推定コスト(定価計算。v2.1.242以降でmodelPricing設定時は契約単価。/clearで0に戻る)
context_window.total_input_tokens / total_output_tokens 直近のAPIレスポンス時点でコンテキストにあるトークン数
context_window.used_percentage コンテキストウィンドウの使用率
rate_limits.five_hour.used_percentage / rate_limits.seven_day.used_percentage 5時間枠・7日枠の消費率(0〜100)

rate_limitsはclaude.aiのPro・Max購読者(またはClaude apps gatewayで支出上限を設定している場合)にだけ、最初のAPIレスポンスのあとに渡されます。APIキーで使っている人のステータスラインに5時間枠の表示が出ないのは、この仕様によるものです。

スクリプトの書き方や表示項目の選び方はステータスラインの設定を扱った記事で説明しています。

スピナー横の数字、/context、/usageの数字が合わないのはなぜか?

主な理由は、それぞれ数えている対象が違うことです(公式のコスト管理、ステータスライン)。

  • スピナー横のトークン数(例: ↓ 5.5k tokens)は、Claude Codeで進行中のターンが生成した出力の概算です。プロンプトや会話履歴は含まず、ターン開始時とコンパクト時にリセットされます。セッション全体を合計する/usageのUsage by modelとは一致しません。
  • **ステータスラインのused_percentage**は入力トークンだけから計算され、出力トークンを含みません。値は直近のAPIレスポンス時点のものです。
  • **/context**は、直近のレスポンス以降に追加されたメッセージの推定量を足して表示します。そのため、次のレスポンスが返るまでは/contextのほうが高く出ることがあります。

「Claude Codeのセッション全体でどれだけ使ったか」は/usage、「いまコンテキストがどれだけ埋まっているか」は/contextかステータスライン、と目的で使い分けると混乱しません。コンテキストウィンドウそのものの仕組みはコンテキストウィンドウを解説した記事で扱っています。

スクリプトや自動実行の使用コストはどう記録するのか?

claude -pでClaude Codeを非対話実行する場合は、--output-format jsonを付けると結果のJSONにtotal_cost_usdとモデル別のコスト内訳が含まれます。公式の例は次のコマンドです。

claude -p "Summarize this project" --output-format json

この値もクライアント側の推定です。--continueや--resumeで会話を続けた場合は、過去の実行分を含めた会話全体の合計が報告されるため、実行ごとの量を残すなら前回値との差を取ります。

使用量が表示されない・数字がおかしいときはどう切り分けるか?

症状ごとに、公式ドキュメント(コスト管理、ステータスライン)に書かれている原因と確認方法を並べます。

/usageにShowing last-known usageと出る プラン上限の取得に失敗したときの表示で、多くは使用量の取得先がレート制限を受けている状態です。過去60分以内にこのマシンで読み込んだ最後のバーが表示されています。rキーで再試行でき、成功すると新しいデータに置き換わります。60分以内の記録がない場合は、レート制限中である旨と同じ再試行の案内が出ます。

ステータスラインが--や空欄になる 最初のAPIレスポンスが完了するまでは、値がnullの場合があります。スクリプト側でjqの// 0のような代替値を入れておきます。何回かやり取りしても空のままなら、Claude Codeを再起動します。

ステータスラインそのものが表示されない スクリプトに実行権限があるか、出力先が標準エラーではなく標準出力か、スクリプトを手動で実行して何か出力されるかを確認します。実行権限は次のコマンドで付けられます。それでも原因がわからなければ、claude --debugで起動するとスクリプトの標準エラーがログに残ります。

chmod +x ~/.claude/statusline.sh

/usageの金額が請求額と合わない /usage、ステータスライン、JSON出力の金額はどれも推定値です。正式な金額はClaude ConsoleのUsageページ(クラウド事業者経由なら各クラウドの請求コンソール)で確認し、契約単価の組織は、v2.1.242以降でmodelPricingが設定されているかを管理者に確認します。

ほかの端末での利用実績が反映されていない サブスクの内訳はこのマシンのローカル履歴から計算されるため、他の端末やclaude.aiの利用は含まれません。

本記事で触れた機能の一部(Prompt cache (main)行、Loops行など)は、Claude Codeのバージョンが古いと表示されません。表示が見当たらないときは、/statusで現在のバージョンを確認し、各節に書いた必要バージョンと照らし合わせてください。

VS Code拡張でもトークン使用量は確認できるのか?

確認できます(公式のVS Code)。VS Code拡張では/usageでAccount & usageダイアログが開きます。claude.aiのプランなら、セッションや週の上限に対する使用量バーとリセットまでの時間、CLIと同じ内訳とBehavior flagsがDay・Week切り替え付きで出ます(Loops行はありません)。APIキーやサードパーティのクラウド事業者でサインインしている場合は、セッションのコストとトークン使用量が表示されます(v2.1.277以降)。拡張機能の導入や基本操作はVS Code拡張の使い方を扱った記事を参照してください。

チームや組織のトークン使用量はどこで集計するのか?

個人の/usageのプラン内訳は自分のマシンの分しか数えません。チーム全体の確認先は、利用形態ごとに公式で次のように整理されています。

利用形態 支出の確認先 上限の設定先
Claude for Teams・Enterprise 組織のアナリティクスのSpend report 管理設定の支出上限
Claude Console(API) ConsoleのUsageページ ワークスペースの支出上限
Amazon Bedrock、Google Cloud’s Agent Platform、Microsoft Foundry 各クラウドの請求コンソール 各クラウドの予算管理

Claude Codeのアナリティクスダッシュボードは、Teams・Enterpriseではclaude.ai/analytics/claude-code(AdminとOwnerが閲覧できます)、Consoleではplatform.claude.com/claude-codeにあります。Teams・Enterpriseのダッシュボードでユーザー別のトークン数まで見たい場合は、Spend reportの書き出しかOpenTelemetryを使うよう案内されています(公式のアナリティクス)。

OpenTelemetryはどの利用形態でも使え(設定は公式のモニタリング)、ユーザー別のトークン数とコストを自社の監視基盤へほぼリアルタイムで送れる唯一の手段とされています。まず手元で動作を確かめるなら、公式にある次の設定でメトリクスを1秒間隔でコンソールに出力できます。

export CLAUDE_CODE_ENABLE_TELEMETRY=1
export OTEL_METRICS_EXPORTER=console
export OTEL_METRIC_EXPORT_INTERVAL=1000

トークン数はclaude_code.token.usage、コストはclaude_code.cost.usageというメトリクスで出ます。トークンにはtype属性(input、output、cacheRead、cacheCreation)が付き、query_source属性でメイン会話・サブエージェント・補助的なリクエストを区別できます。何も届かないときはclaude --debug-file <path>で起動し、ログの[3P telemetry]で始まるエラーを確認します。組織への導入計画そのものは企業導入を扱った記事の範囲です。

使用量を確認したあと、次に何をすればいいか?

/usageの内訳でどこが多いかがわかったら、次は消費の減らし方です。会話履歴を区切る、読み込む範囲を絞る、モデルを使い分けるといった具体策はトークン節約を扱った記事、上限に達したときの選択肢は使用制限を扱った記事で説明しています。